![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjpSaCYmHyLvBpb0YWjgM0h2HP_ux_b_-E2MtL2J_8oQernSf4pOtRKnhdWbE4iojadjVB-yC7sbfGyGDGe-0C8TFbVFI4G1GGoqq3FF15K_qjsNcCa4KyIXkRNy-UqC6j7Wg_imnurwgeT/s200/triumvirat.jpg)
New Triumvirat(ニュー・トリアンヴィラート)
「Pompeii
Jurgen Fritz:ピアノ、オルガン、シンセサイザー
Curt Cress:ドラムス、パーカッション
Dieter Petereit:ベース
Barry Palmer:ボーカル
こ のアルバムでは何と言ってもCurt Cressのドラムプレイが素晴らしい!彼の多彩で的確なプレイが全体を支え、ギターレスなのに音の薄さを感じさせない。この切れのよい安定したドラムの 上で、Fritzはのびのびとハモンドオルガンを中心に様々なキーボードを奏で、Palmerは気持ち良さそうに歌う。さらに20名のストリングス・オー ケストラ、ホーンセクション、そしてコーラス隊まで導入して、この大スペクタクルを描いていく。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWypkdHSmFEeu8IOPVY_e5BJi6G-T-0VpawhclhQg672D9kH96ZILuasZaYuGGq8_NqnY3SO6KAcov4bfRPNk5faXoXvsw5apyAPXQjUkDWVmWPIh5-Xi9stk2HBushKEj8IY0VFH06Ze3/s320/pompeiimember.jpg)
そしてそのすべ てが爆発するのが、文字通り火山の爆発を描くクライマックス曲「Vesuvius 79 a.d.」だ。曲はCressの気合いの入ったタイトなドラミングから始まり、曲のテンションをグングン上げていく。そこにストリングスが音に厚みをつけ ていく。一転ボーカルとエレクトリックピアノだけの静かなパートを挟んで、いよいよFritzのキーボードが暴れ始める。流れるようなキーボードソロ、ハモンドオルガンがいい味出してる!Cressのドラミングが曲のスピード感をアップさせる。そして最後に爆発をイメージさせるような音で曲は終わる。
アドリブプレイやインプロヴィゼーションはなく、カチッと決まった曲を、非情に魅力的に弾きこなすタイプのキーボードアルバムの傑作。複雑なことしなくても、表現力豊かなキーボードとドラムで、こんな魅力的な音楽になるという最高のサンプル。